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模範解答はいらない、自分の答えを導く方程式

『無条件の承認体験』が難しいワケ①

おはようございます、ぴーやまです。
引き続き、自己肯定感の獲得方法に
ついて!


これまで、豊かな未来を描くには
まず豊かな自己肯定感が養われている
ことが重要とのべてきました。
豊かさとは、″認められること″。
時間という概念を持つ存在者・人間は、
過去現在未来という時間軸で
物事を認めていくことができます。
よって、①過去②未来③現在の順で
認めていくかたちとなります。


まず、過去を認めるという部分を
考えてきたわけですが、過去とは
起きたことやあったものであり、
過ぎたときのことです。
くくりとしては、ついさっきも
何年前、何万年前も過去となります。
過去を認めることで未来を認めることが、
そして今を認めることができるので
最初に取り組むべきだといえます。


もちろん、過去を認められて
いる場合なら問題ないのですが、
これがなかなかうまくいかない。
それは、主に無条件の承認体験の
難しさによるのですが理由は2つあります。


1つ目が、環境の個体差です。
承認体験において特に重要な役割を
担うのが、幼少期の近しい大人(親・教育者等)
であると述べました。
しかしながら、子供にとって周りの
大人は選べるものではなく
拒否できるものでもありません。
大人たちに認められ、行動を真似し、
サポートを受けながら自己肯定感や
せかいとせかいの違いを理解していく
わけですが、その環境は必ずしも
適したものではないのです。

また、無闇に多忙化する社会が
時間をさいて子供と向き合う時間を大人から
奪っていたり、家族のあり方(核家族化)や
教育現場のあり方(事務作業の膨大化)の
変化によって″親以外の子供と向き合う大人″
というセーフティネット
機能しにくい情勢にあるといえます。
つまり、個々の家庭の問題だけでなく
社会の仕組みとしても検討していく
点があるということは
おさえておきたいところです。

2つ目が、能力の個体差です。
似たような環境下で育っても
承認体験の受け取り方に個性がでます。
それは存在者が多様で多面的である
限り必然ですが、比較的受けとるのが
容易な者とそうでない者とが
いることはおさえておきたいところです。