せかい地図更新中。

模範解答はいらない、自分の答えを導く方程式

かたちつれづれ

 

⚫源泉たることば:生きるを認める

いいね!じゃなくていい、

あるね!と認める

他者においても認める

(認められるように心を寄せることを

愛すると呼ぶ)

ありえない、は

ありえているということを理解できない

認められないの略

あることをそのまま眺めることで

かたちの声をきき形の歪みや偏りをはかる

生活に翻弄され生きるを認めることが

できない状態はかたちを出しきれない

状態であり、善くない

 

 

⚫かたちを出しきる、せかいを拓く

(=生ききる)

境界線ではなく、輪郭を打ち出す

ことばが最も豊かに見いだされる場所で

せかいを拓いていく

つまり存在そのもの、愛に向かって線を

ひくことができる状態

その時に、生きるむなしさがわずかに癒える

豊かさとは、認められる世界の幅と

せかいの奥行き (ただしいずれも形)

*生きるむなしさは、形の有限性を克服

(=不死)することではなくならない

むなしさの根元は、形であること

それ自体にある

存在から隔てられているむなしさを

形を持ったまま越えることはできない

 

 

⚫形は意味から逃れられない

形があるかぎり、

輪郭は境界線として知覚され

永遠への憧憬は有限であるかぎり儚い

ほんとうの存在には触れられず、

いつも愛のようなものを追い求める

にもかかわらず、形をもっている

形であること自体意味である

ただし、特定の意味はない

*愛のようなもの=嘘やまやかしではない

永遠でないだけで、永遠を希求する

祈りの現れである

愛し愛されたいという欲求は

つまり存在へ線をひきたいという

かたちあるものの祈りである

 

🔘ことばに沿って生きたい

認められる世界の幅とせかいの奥行きが

豊かさであるならば、追い求めることが

幸せなのかもしれない。

見たことのない世界に触れること、

せかいに深く沈みこみ己との対話を重ね

存在界とかたち界に通ずる法則を

見いだすこと。

(ことばが一番豊かである場所は

源泉たることばが疼く場所でもあるかも

しれない。)

願望か祈りか、わからなくなってきた。

 

 

かたちを出しきり、せかいを拓く

それはかたちにとって豊かなことだろう。

けれども、それを続けていくことは

いいことなのだろうか。

本来形と時間はない方がいいのではないか。

逆説的に考えれば、いい悪いの問題では

ないのかもしれない。

もっとリズム的なもので、波のような

もの。どちらかといえば運動。

恐らく、それはかたちが

意味であることに由来する。

意味はエネルギーでもあるからだ。

解せないのは、無形たる存在そのものが

有形へ向かうエネルギーの出所だ。

形がないなら意味もない。

何が形に向かわせるのか。

形がないだけですべて在るのに

なぜわざわざ形へ向かう必要があるのか。

肉体という形を喪ったとき、

なにか残るのか。魂があるとすれば

それは形ではないのか。

魂が分化された愛であり、存在の根拠

なのか。

 

○○のため、というような人間が

膝を打つような理由ではない気がする。

もっと自然的な理由というか、仕組みで

起きている現象のように感じる。

ちょうど自然と同じように恵みであり

災いでもある、という具合に。

 

生ききるは、かたちを出しきり

いのちを燃焼させること。

長く生存することでもなければ

何かを為すことでもない。

神、つまり存在そのものへの

畏れを克服してはならないように思う。

正しく畏れることに背を向けたとき、

この世界は最もむなしい状態へ陥る。

存在と切り離された形は、

存在するものすべてを手段にかえる。

存在者を目的ではなく手段にするとき、

存在者の都合でかたちを歪めるとき、

魂に値段をつけるとき、

生きる意味を強要するとき、

色を失う。光を失う。

その意味をわすれたくはない。