せかい地図更新中。

模範解答はいらない、自分の答えを導く方程式

年の瀬に思う

 

 

年の瀬の、忙しない雰囲気が

割りと好きだ。

非日常なのに毎年型通りというか。

落ち着かないのに懐かしい感じ。

いつも年の瀬だったらいいのに。

(同じ型通りでも年始は好きじゃない)

 

帰省ラッシュの映像を見て、

皆帰る場所があるんだなと

しみじみ思う。

そんな中、一人あてどもなく

電車に乗る。遠いところ、できれば

雪深いところか灰色の空と海を

眺められるところでぼんやりするために。

 

 

ぼんやりしながら、生きることを考える。

日常でも非日常でも考えることは同じだ。

そして、目覚めなければいいのにと

いつも同じ結論にいきつく。

でも、目覚めてしまうのなら

来年がやって来てしまうのなら

どう生きるか考えた方が建設的だ。

そして、生きるのを望んでいることを

前提に日常を計画する。

茶番だ。

 

 

仕事に打ち込み、誰かのために生きる。

家庭を持ち、家族を一番に生きる。

どんな生き方も望まないので、

なんとか耐えうる選択肢を探す。

本当はどうでもいい。

恵まれているのだろう。

本当にどうでもいい。

 

 

 

新幹線で人を刺し殺し

無期懲役になった人。判決の際

万歳三唱したそうな。

少々芝居臭いが、どうでもいい日々を

何食わぬ顔で過ごす私の方が

狂っている。

いや、結局何を望んでいるかも

わからないのに思い込みだけで

生きている大勢のほうがよほど狂っている。

狂っていないと生きにくいらしい。

 

 

生きることは良いことではない、

さぁ続けよう

 

これが言えるようになったら

大人だろうが、まだまだ遠そうだ。