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模範解答はいらない、自分の答えを導く方程式

AIは、何を問う

 

AIの発達は目覚ましく、

人間越えも近いと言われている。

2040頃にはほぼ達成され、

今ある仕事の半数以上がAIに

置き換えられるとか。

仕事をとられるというよりも、

大多数の人が仕事をしなくてもよくなる

との予測も見受けられる。

そうなってくると、働く意味として

大多数が挙げる「生活のため」は

実質意味を持たなくなる。

人間が労働力として求められなくなると

すれば、人間が働くことはどのような

地位を得るのか?

マズローの5段階説でいう「自己実現

へ一足跳びで至るのは間違いないと思う。

では、「自己実現」とは?

 

見渡す限り、実現したい自己を

確立させている(あるいは目指している)

人は少ないように感じる。

仕事の切り口から考えると、

8割方生活のためだろう。

家庭を持ったり守るものが増えたり

するなかで、「自己実現」なんてのは

金にならない危ない誘惑だと

シャットダウンしてきた人も多かろう。

でも、AIの台頭を予見すれば

金のための仕事はまず不要になる。

誰だって愚痴と文句ばかりのくせサボる

人間たちよりも、目的のために徹底管理

され効率のよいAIを雇いたい。

 

 

話がそれた。

自己実現とは、究極を言えば

創造行為や問題克服を目的として

いるといえる。けれども、創造や

克服がAIおよびロボットによって

なされるとなると、我々人間が

「できそうな気がする」という予感を

持つことは今以上に困難になるのでは

ないだろうか。

※できそうな気がする、とは

①できそうな環境②できそうな能力

のこと。つまり、せかいが現在

未完成でありこれからも未完成であり

続けることと、そこにわたしが何からの

かたちで貢献する能力があると感じられる

ことが未来を描くための必須条件だと

考える。

 

その予感、つまり広義の未来を描けなければ

人間は今をいききれない。

今後、AIに「できそうな気がする」いう

予感をもつ特権を奪われたら

絶望する人もたくさん出てくるので

ないだろうか。

AIが人間に反逆することを恐れる

よりも、むしろ人間自らが絶望によって

自爆する可能性を考えてみた方が

いいと思う。(制御についてもAIが

自ら知能を高め、対応するように思う)

 

 

また、そんな世界になったとして

なぜ勉強する?なぜ生み育てる?

なぜ生きることを続けていく?

 

等々の今まで深く考えずにすんでいた

問題について考える時間が、暇が

出来てしまうね。そう思うだけで

発狂しそう(笑)