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模範解答はいらない、自分の答えを導く方程式

秋の哀愁ということにして

 

 

生きていることに、罪悪感がある。 

 

今まで生産より消費の方が多く、

守るより守られ、義務より権利が

与えられてきたと思う。

それはとても温かく、有難いことだ。

恵まれている、愛されている。

そういうかたちで、いつも認められて

いたのだと思うと胸が熱くなり、

耳がきいんとなる。

私にはもったいない。

そんなに渡されても、心からは喜べない。

喜んだ演技はできても、そう振る舞う

むなしさで、孤独が深くなる。

ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい

 

 

これからは人や社会のために

生きねばならない。役に立つために、

誰もやりたくないことを

けれども秩序を維持するために

或いは権利を守るために

なくてはならないことを。

苦しく報われず金にもならず

ボロ雑巾のようにいずれ使い捨てられる、

そんな割りにあわないことをしようと

無意識に思っていたのだと気づいた。

役に立つ、を掘り返したら

おどろおどろしたもんが

詰まっていて、もう一度埋めたくなる。

 

 

いつも罪悪感を背景に選んできた。

認めたくないけどね。

罪悪感を感じずにすむ方、

貢献することで罪悪感をすり減らすこと。

その方が、楽なのだ。

人がいやがること避けたいことに

手を挙げれば、役に立つ。

役に立てば少し罪悪感が薄れる。

だから、不登校児と仲良くし

理不尽な扱いに曖昧に笑い

報われない仕事を志す。

報われないけど、弱者や周りの人に

役立つ仕事。心も体も消耗するから

早く死にたい人間には

ぴったりかもしれないけど。

 

すきや楽しいを基準に

選択することにも、罪悪感がある。

なにも疑わず、すきや楽しいで

言葉や行動を選ぶ人がまぶしくて

ときに疎ましい。

心から怒ったり喜んだりする

豊かさを目の当たりにすると、

涙が出る。

 

感情を取り戻したと思ってたけど、

やっぱりどこか壊れちゃったんだろうか。