続きです。
科学っぽくなってきましたが、
意味探求すなわちエネルギーが
大きいほど、解体・創造という運動も
大きくなり、結果世界(せかい)の成熟も
進むといえます。
例えば、著名な作家(芸術家、文筆家等)は
せかいの解体・創造の運動が大きいために
世界において偉大な功績を遺しているところがあります。分野は違えど、各々の
意味探求のエネルギーの凄まじさは
数々の逸話から想像できますね。
また、多くの作家と切り離せないのが
″死″です。天才と呼ばれた人々のうち、
自殺を図った人とは少なくありません。
それは、世界(せかい)の解体という
運動の大きさによるものと考えられます。
我々生命を持つ存在者において、
最大の解体は″死″です。死によって
肉体というかたちを失い、
世界(せかい)の意味付けが出来なくなる
(正確には必要がなくなる)からです。
大きな創造の背景には、必ず大きな解体が
ある。それは時に、死に接近あるいは
すれすれをかすめるでしょう。
その葛藤のなかで、死に吸い込まれていく…
あると思います。(真顔)