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模範解答はいらない、自分の答えを導く方程式

人間とは、今を生きるために未来が必要な存在者


こんばんは、ぴーやまです。
今回は、人間という存在者について!


現在、動物のなかでも人間が
世界における中心的存在者になっている
理由はいったい何でしょうか?
それは、他者とのコミュニケーション
ツールでもある言語を持ち、それを遺す
手段(主に文字)を持っているからでは
ないかと思われます。
もちろんはじめから今の状態だったとは
考えにくく、進化の過程で精緻になって
きたものと思いますが、それは
『生き残るために必要な力』だったから
なのでしょう。

からだの大きさも力の強さも足の早さも
他の動物たちに比べて秀でたところは
なく、むしろ劣っているといえます。
そのなかで生き残るため、我々の祖先は
『情報力』に長けるよう進化してきた
のではないでしょうか。
音や足跡から危険を予測し、天候に
応じて移動し、大きな獲物を集団で
仕留めるために作戦をたてる等
すべて情報を駆使した行動ですよね。

そこから見えてくる『情報力』の構造は、
″集めた情報から傾向や特徴を読み取り、
それをいかして危険回避や狩りの戦略を
練り、そして実行する″というもの。
流れとしては、
①過去をよみとく→②未来を仮定する
→③今実行する
というかたちですね。
つまり、情報がバラバラに存在
するのではなく、情報と情報のつながりを
見つけ未来予測に応用することが
今を生き延びるために必要だったという
訳です。なので、『情報』の多さではなく
つなげて意味を見いだす『物語力』の
進化によってこそ、生存競争に勝ち残って
こられたのではないでしょうか。


基本的に動物は己の時間でのみ
いきています。しかし人間の場合は、
言語を文字として保存し、次の世代へと
情報を遺すことが可能です。
つまり、人間は言語によってことばを
引き継ぎ、それを学ぶことでさらに
成熟したことばへ展開していける存在
だといえます。
それは同時に、時代や時間を時系列的に
認識できる存在だということです。
時間の存在を認められることは、
今この時だけでなく過去や未来という
ストーリーを無意識にも認めていることを
意味します。


それがいいわるいでなく、
そういうなかで今を生きているのが
人間という存在者です。
故に過去を認め未来を認める、
認められるかたちを世界の中で
構築することはすなわち今を生きるための
足場の確立でもあるのです。

つまり人間は未来に向けて、
″なにかできそうなきがする″という
予感を持てることで、今ここを生きられる
存在なのではないでしょうか。
(今を生きるために未来が必要!)


その予感とは、
①できそうな土壌がある
②できそうな力がある
という感覚・感触から生まれると考えます。

さらに分解すると①は、
Ⅰ.実現可能な環境がある
Ⅱ.実現できることがある
=世界が未完成である
②は、
Ⅰ.「ことば」を言葉化する能力
Ⅱ.「せかい」での了解
=「せかい」と「世界」は繋がれる

という感覚・感触です。
 


ここまで人間という存在者について
考えるために、まず人間に固有の特徴等を
歴史や傾向を分解してきました。
(考えたいという意味エネルギーに
よって、解体という運動が
引き起こされたといえます。)
つまり、次に来るのは創造という運動!
人間という存在者のあり方に
迫ってみますφ(゜゜)ノ゜